コラム

太陽光発電に必要な費用とは

2016年7月10日

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■基本となる設置費用

梅雨を過ぎるとじりじりとした暑さが身を焦がす季節がいよいよ到来します。暑さの原因は一概に全てが地球温暖化のせいと言い切ることはできませんが、少なからずこの環境問題が寄与していることは明らかです。夏場は特にどの家庭でも冷房を入れることになるため、電力の消費量が多くなり、毎年のように節電が呼びかけられるようになります。
さて、新築の住宅が建ち並ぶ街の合間を散歩してみると1つ気付くことがあります。それは、最近になって住宅の屋根に太陽光発電のパネルを設置することが多くなってきたということです。日中に自宅で発電をしておいて、夜間に消費する電力を賄うことになるシステムは徐々に普及してきており、新築住宅を建築する際に取り入れるという方も少なくありません。自宅に太陽光発電を取り入れるメリットはクリーンエネルギーを用いて環境問題に貢献するというだけでなく、電気代金の負担を軽減させることが可能な点にもあり、夏場などの電力消費量が多い季節には特にその恩恵を受けることになります。
それでは、住宅にパネルを設置するためには具体的にどの程度の費用が必要となるのでしょうか。だいたいの目安となるのは100万円から200万円の間といった具合で、設置するパネルの性能や設置にかかる工賃によって値段が左右されることになります。新車が一台購入できてしまいそうな値段なため、それならば設置しなくても良いのではと考える方も少なくありませんが、これを設置しておけば継続的に電気代の問題から解放されることになりますし、もしも節電を徹底できれば売電収入を得られることにもつながるだけでなく、設置のための補助金も支給されることになりますので、それほど悪い話ではありません。近年ではこのシステムが普及したこともあって、パネルの値段も以前よりは安くなってきていますし、メリットが多いのも事実ですので、設置を考えてみてはいかがでしょうか。
コストは大きく分けてパネル本体の料金とパネル設置にかかる業者の工賃の二つがかかります。
パネル本体は基本的にオーダーメイドとなり、それぞれのメーカーによって本体価格も変化することになるので注意が必要です。また設置する家屋の屋根の形状によって設置にかかる工賃が上下することにも注意が必要です。一般的に屋根に使用されている素材がストレートだったり、勾配が20度から30度だったり、設置にかかる手間が省ける環境が整っていれば価格が安くなる傾向にあります。それとは逆に瓦屋根など、屋根の形状によってはコストが高くなることがありますので、収支のバランスを選んだ上で物を選んでいかなければなりません。

 

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■業者選びは慎重に

太陽光パネルを設置するためには業者に設置依頼をして取り付けていく必要がありますが、前述のように業者によってかかってくる費用は異なるため、慎重に選んでいく必要があります。選んでいく上で注目すべきポイントは以下の4点となります。

 

  • 1、 太陽光発電機器の値段
  • 2、 取り付けにかかる工事費
  • 3、 諸費用
  • 4、 アフターケアなど保障内容

 

業者によっては取り付けコストだけをセールスポイントにして、激安を実現していることもありますが、その分アフターケアサポートが充実していないなどのデメリットが発生することもあります。それとは逆に工賃等のコストが高かったとしてもケアが充実しており、もしもの時にも柔軟な対応を取ってくれる業者もあります。見かけの値段を見ただけで判断してしまうと、後々になって後悔することもあるため、業者は慎重に選んでいかなければならないのです。
この他のポイントとしてはkw単価という考え方がありますので、こちらを参考にするのもお勧めです。kw単価とは太陽光パネルの発電量1kwあたりにかかる費用の割合を指し、これを活用すればだいたいの相場を把握することが可能となります。あまりに高すぎるものをわざわざ購入することはありませんし、また安物買いの銭失いをしてしまうことの予防にもつながります。

 

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■補助金も活用しよう

太陽光パネルを家屋に設置する際には、申請さえすれば地方自治体によっては補助金が支給されることもありますので、補助金制度の利用を忘れずに考慮しておくことを強くお勧めします。補助金制度は各都道府県や各市区町村によって違うため、お住まいの地域の制度について調べる必要があります。
例えば東京都足立区にお住まいの場合には、東京とからkwあたりに2万円、19.9万円を限度として利用でき、これに加えて足立区からはkwあたりに4万円を16万円の限度付きで支給されることになり、設置にかかる負担を軽減してくれることになります。申請方法についても地方自治体によって異なるので調査しなければなりません。
現在では少しずつ普及してきたこともあって本体価格も下降してきていますが、それでもけっこうな金額がかかってきますので、少しでも負担を軽くするためにもぜひ補助金制度を利用してみてください。

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